【イベントレポ】課題の本質的な深掘りをする重要性と方法を学ぶ。ブラッシュアップ研修レポ

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東海若手起業塾15期生にエントリーされた起業家の皆さんを対象に、最終選考会前のブラッシュアップ研修を、6月20日と7月19日にオンラインで開催しました。

 

 

講師は IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)代表の川北秀人さんです。

 

第2回は川北さんの講義&ワーク「 2030年の社会を担う私たちの役割」をテーマに開催しました。

 

それぞれの起業家が「誰のどんな困りごとにどう応えるか」をはっきり自分で理解し、第3回目までの調査で何を明らかにしたいのかを決めることを目的に始まりました。

 

 

まずは、「社会に挑む事業に求められる姿勢・視野」の関する講義を40分ほど聞いた後に、個人作業として顧客群の仮定義と、知るべき項目のリストアップ。

 

全体で、発表し、川北さんから個別フィードバックを受けます。その後、さらに個人作業で調査の設問企画をして、それを全体共有しフィードバックを受けるという濃密な3時間でした。

 

参加者からは、「課題の本質的な深掘りの仕方について学ぶことができた」「今現在だけでなく、将来起こりうる課題を分析するということが大事だと知った」「事業の計画ではなく、社会を変える計画つくることが大切だと気付かされました」「改めてただ事業を始めるのではなく分析が必要と感じたました」との声があがっていました。

 

第3回にむけて、各起業家さんには、宿題として「取り組む課題の規模・影響」「取り組む課題の推移」の調査をおこなって資料にまとめる宿題の案内をしました。

 

そして迎えた第3回ブラッシュアップ研修。

 

今回はその調査の結果を元に7名の起業家に発表していただき、最終選考会に向けてのブラッシュアップをおこないました。各起業家の発表の合間には、Googleスプレッドシートを活用して、それぞれに質問やアドバイスを記入していく形式で進めていきました。みなさん、1ヶ月の間に、事例を調べたり、データを分析したり、GoogleFormでアンケートを作成して当事者にヒアリングをしたりと、仮説を検証できる方法を考え、各自で調査を進めてきたことが伺えました。

 

 

発表後にそれぞれのスプレッドシートが埋まったところで、川北さんからのフィードバックや質問が一人ずつありました。

 

「全国傾向は理解できたけれど、対象地域の特徴は?」「困りごとすべてに自身の事業が対応しない場合、他の団体との連携は考えている?」「プロダクトと一緒に売りたいのは文化やムーブメントではない?」「アンケートの分析を多角的にもっとみたら、どんな要因によって回答にばらつきがあるかわかるのでは?」「居場所をつくるのに、信頼や安心を感じるポイントは年代で違うかもしれないという仮説はどうかな?」

 

「東海地方で事業をする意味を見出す」「事例を調べるのではく、事例の良いところをマネできるように分析する」「ビジネスモデルの中で誰が対象なのかをさらに細かく決める」など、一度自分でまとめた上で研修を受け、最終選考に向けて何をすべきか調査すべきかをみなさんが深く理解できているように感じました。

 

最終選考会は、8月6日(土)に一般公開イベントとして開催します!

 

書類選考を通過した東海地方の6名の起業家による、福祉・ものづくり・環境・まちづくりなどをテーマにしたプレゼンテーションを聞くことができます。東海若手起業塾のYouTubeアカウントより配信予定のほか、会場での参加も可能です。

 


会場では起業家との交流もできますので、起業家の方や、これから起業を考えている方、また支援機関・金融機関の方などは、ぜひ会場(会場:ブラザーミュージアム)でご参加ください!

 

▼会場参加の方へのお申込みフォームと起業家の紹介
https://www.tokai-entre.jp/cat_news/saisyusenkou/

 

3回のブラッシュアップ研修を経て、最終選考会で各起業家がどんなプレゼンを行なうのか、ぜひご期待ください!