【イベントレポート】ついに16期キックオフ研修が始まりました!

news

2023年8月29日、30日に東海若手起業塾16期のキックオフ研修をブラザーミュージアムで開催しました。

8月の最終選考会から1ヶ月弱経ち、支援期間の始まりでもあるキックオフ研修。

このキックオフ研修は、改めて自分が本気で向き合っていく事業を確認し、半年後のイメージを明確にする上でも、大切な研修です。

対面でしか味わえないような熱気や程よい緊張感が感じられ、起業家チームにとっても、充実した二日間になったことと思います。

さて、東海若手起業塾のキックオフ研修は、今期の起業家・コーディネーター・プロボノの3人のチームメイトが初めて顔を合わせて議論する場であり、且つ、メンターや、実行委員会のフィードバックを受けながら、チームで戦略を作っていく場となっています。

この研修は、半年間の支援期間のスタートでもあるので、来年3月の起業家自身のありたい姿や、やり遂げたいことを決めるという立て付けになっています。

今年は新たな挑戦で、最終選考会まで残ったオブザーバーの4人にもこのキックオフ研修にオブザーブの立場として参加して頂きました。

 

1日目は起業家のプレゼンテーションから始まりました。

誰のどんな困り事を解決したいのか、事業の内容や今後の展望、さらに東海若手起業塾で半年間取り組みたい事などを発表し、メンター陣から質問やフィードバックを受けました。

受益者は誰なのか、資金調達の仕方、ステークホルダーの巻き込み方などメンター陣から質問が飛び交いました。
「結局、何がしたいのか分からない」「本気度が伝わってこない」「本当にお金借りられるんですか?」などといった厳しい言葉を受ける場面もありました。

メンター陣からの質問は鋭いものも多く、起業家が答えに行き詰まることもしばしばありました。

自身の事業に対する想いの部分や、事業の穴になりかねないような部分を掘り下げられ、起業家自身の気づきも多かったのではないでしょうか。

午後からはチームごとの作業を深め、メンター陣との議論(メンタリング)の時間が始まりました。
二日間で考えるべき視点を整理し、メンタリングに望みます。メンターの高い視座からのフィードバックや意図をチーム内で紐解きながら、進めていきました。

各々の課題も洗い出され、組織体制の具体化、収支データのまとめなど、起業家たちは宿題という形で明日に向けて準備をする宣言をしました。

一方、オブザーブの4人は別室で、東海若手起業塾の理事やOBOGからの壁打ちを受け、自身の事業に対する理解を深めていました。

オブザーバーの部屋でも互いにFBをしあったりと、有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか。

2日目も引き続き、前日の議論を踏まえ、論点を整理しつつ、各メンターとのメンタリングを繰り返していきました。
チームごとの作業、メンターとの議論を繰り返し、インプットとアウトプットの連続で頭もフル回転した一日でもありました。

 

その濃密な時間のおかげか、どのチームも半年後の目標や自身の在り方、事業内容がブラッシュアップされ、今後動くべきことが明確になっていました。

最後に、起業家・メンター・コーディネーター・プロボノの皆さんからの感想を一部シェアしたいと思います。

まずは起業家からの宣言をお伝えします。

「最終の段階で、どういった経営状況になっているか踏まえて、決断をしていきたいと思います」
「学生にアンケートを取ったり、次を担う人材を探すこともやっていきたいです」
「仮説検証をして、最終の頃にはカリキュラムをリリースできるようにしたいと思っています」

次に、メンターからの呼びかけをお伝えします。

「こういう社会的事業で起業することは、結構苦しいです。ですが、視座が上がったところで景色が変わります。失敗してなんぼですので、恐れず、仲間がいる時に失敗できることに感謝して進んで頂ければと思います」

次回に集まるのは、3ヶ月後の12月に行われる中間研修です。

今後は、各チームごとに議論を深め、実践していくパートになります。

仮説検証を繰り返す3か月間。チーム一丸となって、思考が深まり、事業が進んでいくことでしょう。

事務局も全力でサポートしていきます!16期の起業家の成長が楽しみです。