9月12日・13日にかけて、キックオフ研修を行いました。
起業家・メンター・コーディネーター・プロボノが一体となって挑んだ二日間の様子をお届けします!
▲起業家・メンター・コーディネーター・プロボノ・実行委員・事務局・オブザーバー・アシスタントの集合写真
キックオフ研修の初日。
8月の選考会で選ばれた起業家が、少し緊張した面持ちで集まりました。
前回のブログでも紹介しましたが、改めて今年度の塾生3人を紹介します。
※画像右手より
中山拓さん @三重県伊勢市 (日本モッキ)
天野浩史さん @静岡県静岡市 (NPO法人静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNE)
玉川幸枝さん @岐阜県瑞浪市 (合同会社プロトビ)
今年度のメンターは、IIHOE代表の川北秀人さん、社会福祉法人むそう、NPO法人ふわりの理事長である戸枝陽基さん、株式会社PEER代表取締役の佐藤真琴さん、NPO法人ETIC.事業統括ディレクターの山内幸治さん。
最初に行われた各起業家の10分間のプレゼンテーションの後には、メンターから様々な質問やフィードバックが飛び交いました。
起業家が目指す社会のビジョンを実現するために、利益の追及だけではなく、社会へのインパクトや公共性という視点で事業を深く考えるのが、東海若手起業塾の1つの特徴です。「地域を変えるためには本当にこのモデルでいいのか」「どれくらいの目標が必要なのか」など、社会起業家を育成する場所を象徴するような質問が印象的でした。
プレゼンの後には、ブラザー工業 CSR&コミュニケーション部 シニアチーム・マネージャーの岩田俊夫さんより、KPIの設定についての説明がありました。
今回の研修の狙いの1つでもあるのが、次回の研修までのKPI設定。
この説明を踏まえながら、また午後からのプログラムがスタートしました。
1日目の午後から二日目に渡っては、それぞれの個別作業と「関所」と呼ばれるメンターとの議論の場が繰り返されます。
個別作業では、起業家・コーディネーター・メンターが1つのグループになって、ビジスネスモデルや事業の整理を行います。各グループのテーブルやホワイトボードには、問題構造やペルソナ、ステイクホルダーなどの情報がびっしり。
起業家に寄り添いながら、現状を整理したりアイディアを出したりする姿からは、東海若手起業塾ならではの団結力や愛が感じられました。
関所では、メンターとの白熱のディスカッションが展開されます。
社会へどうインパクトを出すのか?そして、利益を出すことから逃げてはいないか?
社会起業家としての姿勢を問われる厳しい質問が何度も投げかけられました。
そんな関所と作業を何度も繰り返し、最終日には次回の研修までの具体的な計画がだんだんと形作られていきました。
今回の研修を経て、各起業家が今度どのように進んでいくのか。
中間研修での報告がとても楽しみです!
(東海若手起業塾実行委員会事務局 古井)