5月22日に、ブラザーミュージアムで12期の最終選考に進む起業家を対象に「ブラッシュアップ研修」を行いました。
ブラッシュアップ研修は、東海若手起業塾の一次選考を通過した起業家を対象に、最終選考会に向けて行うものです。
13名のエントリーの中から、一次選考を通過し最終選考に進むのは以下の9組です!
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倉方稜さん KUROFUNE株式会社 愛知・東京
今井真央さん 一般社団法人BLOOM 愛知県岡崎市
鵜飼 敦士さん NPO法人 人と動物の共生センター
近藤 倫明さん NPO法人 Project Mercury(予定) 名古屋 御器所<
牧野 佳奈子さん 一般社団法人 DiVE.tv 愛知県
藤本 径也さん NPO法人SevenSwell(予定) 愛知県
中島 幸夫さん、武田 麻子 さん ジビエ工房めいほう 岐阜県郡上市明宝
幸村 怜奈さん キャリア教育NPO Grow&Leap 愛知県 名古屋市
森澤ゆかりさん キャリラ 愛知県 名古屋市
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3回に渡って開催するブラッシュアップ研修、1回目の講師は、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表の川北秀人さん。
第1回は「2030年の社会を担う私たちの役割 -課題先進国だからこそ、社会を変えるしかけをつくる!-」をテーマに、真に地域や社会から必要とされる社会起業家・事業化となるために必要なことを話していただきました。
川北さんは「今日はまず第一に『あなたはニーズを代弁できるか』、その次に『先輩と歴史を学んだか』をちゃんとやってください」と話し「共有したい5つの問い」として、以下の5つを投げかけました。
「本当に「価値を届けたい相手」は誰か?」
「社会の何が、いつまでに、どの程度、変化すれば成功なのか?」
「自分たちが果たすべき役割は?逆に、他の組織が果たすべき役割は?」
「自分たちが、徹底してこだわり突き抜けるべき点は?」
「今後のアクションで検証する仮説は?」
ニーズの代弁者となるために、来月までに出された宿題は「取り組む課題の規模・影響、取り組む課題の推移を明らかにする」こと。
その第一歩としてこの日取り組んだのがは「取り組む課題の規模・影響、取り組む課題の推移を明らかにする」ための調査の設計です。
まずは1人で、事業の対象となる人たちの「出身地」「配属関係」「職業」「学歴」「年齢」や、設問項目を細かく設定。
何度もペンを止めて悩みながら、皆さん真剣な表情を浮かべて考えています。
ある程度設計が進んだあとに、テーブルで他の起業家やコーディネーターと内容をシェア。
「企業、というのはどんな業種なのか?」「他の地域ではどんな事例があるのか?」などの質問が飛び交い、調査が少しずつ組み立てられていきます。
ただ事業を拡大するためではなく、「真に地域や社会から必要とされる起業家」となるための最初の一歩が、毎年恒例のこのブラッシュアップ研修です。
来月の研修までに、各起業家がどのような調査をおこない変化するのか、私たち事務局も楽しみです。
最終選考会は、8月に一般公開イベントとして行いますので、ぜひご参加ください!
(@事務局古井)