イノベーションを共に生むために「Business Socialize Camp 2019」レポDay3

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7月26日に「Business Socialize Camp 2019」の第3回を開催しました!

 

第1回・2回の様子はこちらから。

 

キーワードはプリンターとSDGs?ブラザー社員向け研修「Business Socialize Camp 2019」レポDay1
色鉛筆を使って、感性にアクセス!「Business Socialize Camp 2019」レポDay2

 

Business Socialize Camp 2019

 

最終選考会前最後となるこの日は、講師にイノベーションファクトリー代表取締役の中島康滋さんを迎え「イノベーションを共に生む」をテーマに行われました。

 

第1回・2回はブラザー工業の社員向けに開催していたこの研修ですが、今回は最終選考会に進む起業家も一緒に参加し、様々な人たちが共にイノベーションを生むことについて考えました。

 

|チームの特性、思考を知る

 

様々な人たちが同じチームで動く上でキーとなるのが、一人一人の感性と思考特性がお互いを補っていくこと。

 

この日は、事前課題として参加者の皆さんに答えてもらった「Wings Finder」という分析ツールを使って、それぞれの特性を見ていきました。

 

Business Socialize Camp 2019

 

利き手があるのと同じように、人の思考にも特性があるもの。

 

東海若手起業塾では「起業家」「コーディネーター」「プロボノ」が同じチームとして半年間活動していきますが、中でも特徴的なのが起業家とプロボノの特性の違いです。

 

中島さんは「起業家はアイディアやコンセプトを考えるのが得意で、バックキャスト思考の人が多い傾向にあります。それに対して、ものづくりや金融の企業で勤める人は、計画を立案・実行するのが得意なフォーキャスト思考の人が多い傾向にあります」と指摘。

 

各テーブルではそれぞれの分析結果を見ながら、共通点を見出したり、自分の結果についての感想を話し合ったりしながら、一人一人の特性と向き合っている姿が見られました。

 

|イノベーションを生むために。体験と感情が感性を作る

 

様々な人たちが共に動きイノベーションを生むためには、正解のない世界で判断をする感性が必要となります。

 

感性は生まれつきのものではなく、体験や感情が作り出していくもの。
そこで、この日は「没頭体験」「感動体験」「苦悩体験」「憤怒体験」「共苦体験」の5つに分けて、生まれてから今ままでの体験を振り返りました。

 

Business Socialize Camp 2019

 

学生時代の思い出、世界一周、家族との関係、災害など、一人一人が体験したエピソードが、当時の感情と共に熱っぽく語られていきます。

 

中島さんからの「次の人に移ってください」の呼びかけが聞こえているのか、事務局が不安になるほど、どのグループも話が止まらない…!

 

Business Socialize Camp 2019

 

起業家からは自身の創業のきっかけとなったエピソードが語られ、参加者の皆さんも、頷いたり笑ったりしながら耳を傾けていました。

 

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東海若手起業塾の半年間は、起業家の成長が目的であることはもちろんですが、プロボノの方にとっては、イノベーションを体感することのできる大きな経験の場所です。

 

9月からの支援期間で、チームでどのようなイノベーションが起きていくのかが楽しみです。(@事務局 古井)