自分中心から受益者中心へ。起業塾で変わった視点の置き方|愛知募集説明会レポ

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5月17日に、ブラザーミュージアムにて東海若手起業塾説明会を開催しました。
東海若手起業塾愛知
愛知会場では、既に事業を始めている起業家の方から、フリーランスやデザイナー、学生さんにも参加していただきました。
また、名古屋市内だけでなく、豊田市などからも来ていただきました!
愛知会場でのゲストは、7期OBの中島淳さん。
ペーパードライバー向けに教習を行い「自分の車で練習したい!赤ちゃんを乗せたい!」などの細かな要望に応えるサービスを展開しています。
また障がい者の運転レッスンを提供し、社会復帰のサポートも行っています。
東海若手起業塾で「視点が変わった」と振り返る中島さんに、起業塾にエントリーしたきっかけや、印象に残っている言葉、また今のチャレンジをお伺いしました。
東海若手起業塾愛知
5年間教習所で働いた後、教習所のやり方に不満を感じて、ペーパードライバー向けの出張レッスンを始めた中島さん。
東海若手起業塾にエントリーしたのは、起業から既に7年経っていた時。軽い気持ちでエントリーしたそうですが、起業塾での研修をこう振り返ります。
「7年自信をもってやっていたことに対して『お前やっていることは趣味だ!やれることしかやってない!』と言われたんですね。

その時は教習所でやれないことをやろうと思って、病院と連携しながら脳の障がいの方の社会復帰などに取り組んでいたので「やれることしかやってない」の答えが見つからなくて苦しかったんです。」

7期生として東海若手起業塾にいた時は答えが見つからず苦しかったと言いますが、7期が終わってから、その答えが見つかったと言います。
「病院との連携などもやっていましたが、視点がずっと自分が中心だったんです。
病院側とか、サービスを届けている相手など、他の人から見るともっと他の方法もあるじゃん!と思うのに、それをやっていなかったんですね。
それに気づいてから自分を中心に置かないようになりました。視点が変わったと思います。」
東海若手起業塾愛知
東海若手起業塾にいた時から3年経ち、今では障害者の運転支援を東海地方以外にも出張して行なっています。
「このサービスをもっと全国でやりたいと思っていますが、自分たちが全国に行けるわけではないので、運転支援と関連のある作業療法士と連携したいです。
全国で運転支援のできる人と作業療法士がマッチングすれば、全国にいる教習員と作業療法士が運転支援できるのではないかと思います。
ただ、障がいを持っている方にどう運転を支援したらいいか分からない方が多いのでVRを使うなどして、訓練するための装置を作りたいです。」
最後に、東海若手起業塾で得たことについて話していただきました。
「東海若手起業塾で得たものは、人脈がすごく大きかったです。
“社会起業家”が何なのかが全然分からなくて研修ではさまよっていましたが、色んな人と話をすることで説明する力もついて、興味を持ってくる人が増えたと思います」
そんな「視点を変える」である東海若手起業塾では、11期の個別相談会を6月8日まで開催しています。個別相談会はオンラインで行うため、遠方に住んでいらっしゃる方の参加も歓迎です!詳細はこちらからご覧ください。