事業を作るの一歩先へ。「最も効果的なアプローチ」をする起業家への半年間|募集説明会@静岡

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4月12日に、静岡会場で東海若手起業塾12期の募集説明会を開催しました。
 
福祉や中小企業の支援を行う方や、大学生などが参加してくださったほか、OBの天野さんも顔を出してくださいました!
 
説明会@静岡
 
静岡会場のゲストは、東海若手起業塾9期のOBで、株式会社CoAct代表取締役の渡嘉敷唯之さん。
 
災害後の被災生活のストレス等による死亡(災害関連死)を防ぐことを目的に、福祉事業所が災害後もできるだけ早く事業を再開できる体制を構築するためのマニュアルの策定や職員向けの研修、訓練などをおこなっています。
 
渡嘉敷さん
 
渡嘉敷さんはもともと、ケアマネージャーなど福祉の仕事をしていたそう。
東海若手起業塾のメンターでもある川北秀人さんが講師を務める「地域デザインカレッジ」で防災関連死に関する課題を知り興味を持ちます。
 

「その時はやろう!という感じではなくて、災害関連死のデータを見て『本当か?』と思っていました。

 

現状が分からないのでそこから現場に行っていろんな人をの話を聞いて『まずい』『やらなきゃいけない』と感じました。」

 
「当時から防災のコンサルは山ほどいたんですが、コンサルが入ったところに聞きに言ったら、なかなかうまく進んでいないという声が聞こえてきました。
福祉業界には福祉業界の縛られた考え方があるので、そこに合致しないと進まないんですね。
 
この現実を見て、福祉の仕事をしていた自分が、この事業をやる意義があると思い独立し、東海若手起業塾に入塾しました。」
 
東海若手起業塾の支援期間について、渡嘉敷さんは「ものすごい色々質問された」と振り返ります。
 
渡嘉敷さん
 
「なぜしたいのか、どうなりたいのか…と、無意識的にやっていたことにも向き合わないといけませんでした。
 
何をやってもいいけど、どこにアプローチするのが一番効果的かというのをかなり突っ込まれました。
災害関連死で一番リスクの高い人は誰で、その人にアプローチするためにはどういうことをやらないといけないのか?という話をするうちに、防災じゃなくて、平時の地域づくりをしないとということも言われました。
 
僕はブレブレなので、メンターの方にそういわれると『そうだよな』と思って、今やっていることとは全然別のことを立ち上げようかなと思ったこともありました。」
 
災害関連死という課題へのアプローチを広い視点からじっくり検討した半年間の支援期間。
 
渡嘉敷さんは「エントリーする前は、事業になることを生み出せたらということも考えていましたが、売り上げに直結することではなく、もっと根本的なことを考えた時間でした。もっと若い時に受ける機会があったらなと思います」と結んでくれました。
 
渡嘉敷さんの体験談の後には、グループに分かれてのディスカッションをおこない、参加者の方の事業や、東海若手起業塾の制度についてなど、さまざまな話が交わされていました!
 
説明会@静岡
 
東海若手起業塾では、来週「岐阜/郡上」「石川/金沢」で説明会を開催する予定のほか、オンラインでの個別相談会を5月6日まで開催しています。
 
「エントリーしたい!」と考えている方はもちろんですが「OBの話を聞いてみたい」「地域や社会に真に必要とされる起業家に興味がある」という方の参加も歓迎していますので、ぜひご参加ください。
 
説明会・相談会の詳細はこちらからご覧ください。