【イベントレポート】18期ギャザリングDAY①を開催しました!

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2025年10月10日(金)、ブラザー工業株式会社の研修施設「ビースクエア」にて、東海若手起業塾1〜18期の起業家が集う「ギャザリングDAY①」を開催しました。



東海若手起業塾では、同期同士のつながりだけでなく、OBOGやメンター、プロボノとの交流を通して「新しい気づき」や「事業のヒント」を得る機会であるギャザリングDAYを年に2回(10月・2月)設けています。今回のギャザリングDAY①は、18期塾生にとって中間研修前のフィードバックの場であり、OBOGにとっても互いの事業や想いを共有し、共創の芽を育む機会となりました。


会場には、18期の起業家チームに加えて、1〜17期のOBOG・コーディネーター・ブラザー工業のプロボノが顔をそろえました。メンターとして参加したのは、1期塾生で(一社)東海若手起業塾実行委員会 理事の佐藤真琴さん、3期塾生で理事の安形真さん、そして同じく3期塾生で理事の高橋綾太さんです。



自己紹介を終えたあとは、起業家(チーム)ごとに部屋に分かれ、恒例の「仮想理事会」がスタート。

仮想理事会では、起業家(チーム)がプレゼンテーションを行い、参加者全員が「理事(仮)」の立場で事業を磨き合います。18期塾生だけでなく、希望するOBOGも仮装理事会を開催することができ、塾生としての支援期間を終えた後の自身の事業について議論を交わしました。



1か月の活動の中で新たに見えてきた壁、そしてそれに対する理事たちの鋭いフィードバックの一部をご紹介します。


・作品の価値を再定義したい
→ 競合と比べるだけでなく、価値が伝わる人にどう届けるかという仕組みを考える段階なのではないか。

・社会ニーズと事業の仮説に確信が持てない
→まず、顧客の課題をどこに定義するか。困っているとは「誰」にとって、どの「段階」なのか。

・社会インフラとしての実装を考えたい
→ 顧客の困りごとを深く理解することで、自然なマネタイズの糸口が見えてくるのでは。

・社会貢献と収益の両立が難しい
→ どう売るかだけでなく、想いをどう伝えるかがカギ。認知の仕組みづくりも戦略の一部。

・共に動く仲間をどう集めたらいいか
→ 誰のどんな課題を解決するのかという軸を明確化した上で最適な組織の形を考えることが必要。


それぞれの議論が、理念と現実の交差点で起業家が立ち止まり考えるきっかけとなりました。

また、自分チームの仮装理事会が終わった後は起業家たちは、他の起業家の仮装理事会へ参加し、他の事業へのフィードバックを通して、自分の事業へのヒントを得られたようです。



後半は「OST(オープン・スペース・テクノロジー)」によるワークショップが行われました。参加者自身が「この場でみんなと一緒に考えたい問い」を提案し、同じ関心を持つ人が小グループで語り合います。

今回あがった問いはさまざまです。


・事業の終わらせ方をどう考える?
・形あるものをつくって販売するとは?
・寝つきを改善したい!
・スマホ依存から脱却するには?
・地域おこし協力隊とのポッドキャスト企画について



20分という短いタームの中で、熱のこもった対話があちこちで展開され、最後にはテーマオーナーたちが「次にやること(ネクストアクション) 」を宣言しました。それぞれの覚悟が言葉となって会場に響きました。



こうして盛り上がりを見せたギャザリングDAY①は無事終了しました。次回のDAY②(1月末開催)では、さらに成長した起業家たちの姿が見られるはずです。


東海若手起業塾は、社会を変えたいという熱意を持った起業家が集い、仲間と学び続けることができるコミュニティです。これからも、起業家・OBOG・メンター・プロボノが一体となり、東海から社会を変える実践を広げていきます。


次回は11月28日(金)に中間研修を開催予定です。引き続き18期の起業家たちに全力で伴走していきます。