【イベントレポート】第2回社会起業セミナーを実施しました!

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6月22日(土)13時~16時オンラインで第2回社会起業オープンセミナーを開催しました!

2回目の今回は、一般社団法人東海若手起業塾実行委員会理事でもあり、4期塾生のNPO法人人と動物の共生センター理事長の奥田順之氏が講師を務めました。

社会を変える計画シートを用いて、コーディネーター、プロボノOBの皆さんと一緒に、参加者の皆さんの計画をブラッシュアップしていきました。

まず、奥田氏から社会を変える計画づくりとは何かという説明がありました。

成果につながる事業領域のWILL,CAN,NEEDのうち、NEED(社会に必要とされていること)がはっきりしていないまま進んでしまう事業が多いことを指摘し、調査によってNEEDを明らかにしたうえで、「当事者も関係者も必要と感じ、社会が変わることを期待でき、参加したいと思える計画」が求められているということの説明がありました。

そして東海若手起業塾とはどんな場所についての説明がありました。

東海若手起業塾は「魚の釣り方を教える」場所ではなく、「起業家のやるべきことは本当に魚釣りなのか」など本質を問う場所だということや、東海若手起業塾のプログラムのスケジュールを元にしながらどのような流れで事業を計画していけばいいかについての話がありました。

ワークショップでは、奥田氏が実際に取り組んできた事業を例に挙げながら、時には参加者自身の事業を見つめなおしながら、計画の作り方を学んでいきます。

最初のワークショップでは、参加者の方が考える受益者とその受益者が持つ困りごとの特定を行いました。

まず、受益者をひとくくりにするのではなく、社会課題や状況ごとに属性に分けてみる個人ワークをしました。どのように属性を分けることができたのかブレイクアウトルームで共有し、さらに整理をしていきます。その後に改めて一番優先度の高い受益者を選択することで、より解像度の高い事業が見えてきました。

次に選択した受益者の困りごとと受益者の理想の現状を書き出してみます。

奥田氏から「困りごとと理想の差が課題であり、事業になる」という説明がありました。

参加者の皆さんは記入したものを発表し、質問に対する受け答えをしていく中で事業の姿が見えてきてすっきり、決意が固まったような表情になっていきます。

最後に奥田氏よりステークホルダーの特定についての説明がありました。

扱おうとする社会課題にはどんなステークホルダーが関係しており、お互いにどんな影響を及ぼしあっているのか。そして、どの関係性がどうなるのか理想の社会なのか。

そして実際にどのように考えていくといいのかの手法の紹介もありました。

参加者の皆さんからは、

・言葉にすることや、フォーマットを元に書き出してみることで自分に何が足りていないのかが分かってすっきりした。

・もっと受益者やステークホルダーの実際の声をきいて課題の解像度を上げていきたい・

・自分の受益者の設定のゆるさに気づいたので細かく属性を考えていきたい

といった声が聞かれました。

こうして3時間にわたる第2回社会起業オープンセミナーが終了しました。

17期の募集は6月30日(日)までです。