ブラザー社員が対象の11期のプロボノ報告会を、ブラザーミュージアムで開催しました。
なんと今回のプロボノ報告会は、過去最大規模の参加者人数!
今年度テレビでも特集された東海若手起業塾のプロボノが、ブラザー社内でも注目を集めていることが分かります。
まず一人目の発表者は、仕事と子育ての両立支援に取り組む中井さんのプロボノ、濱谷さん。
濱谷さんは、プロボノとして取り組んだこととして、以下の2つを挙げます。
「1つ目は、ブラザーで子育てと仕事の両立セミナー&交流会を実施したことです。まめっこさんと企画書を作って、ブラザーに交渉しました。
当日は14名の社員と15名の子どもに参加してもらって…凄まじいイベントでした。笑」
もう1つは、カードゲーム作りです。上司との相互理解を深めるためにツールとしてゲームを作ってみようということになりました。
これはまだ完成してないので、今後もやっていきます。」
最後に、濱谷さんは「プロボノってここがイイ」と題して、プロボノ活動をこう表現します。
「プロボノは、“誰かのための贅沢な時間”だったと思います。
社内でやっていると、自分でできる範囲がある程度決まっていますが、プロボノでは自分を試すことができるので、お金に変えられない価値があると思います。
次のスピーカーは、引きこもり支援をする山下さんのプロボノの名倉さん。
“炎の朝MTG”と呼ばれた、毎週火曜日朝5時のMTGなどを通して、山下さんの志を事業にするサポートをおこないました。
名倉さんは、プロボノ活動のよかったこと・悪かったことについてこう話します。
「新聞にも引きこもりのことは載っていますけど、正直上っ面だけの話が多いです。プロボノを通して、ものすごく引きこもりに関しての理解が深まったのがよかったです。
それから、普通の生活していたら話せないようなメンターの方や他のチームの起業家と話せることです。」
「悪かったことは特にないですが、強いていうなら時間が取られることと、家族の理解が必要なことです。
なんでそんなことするの?とか、山下さんってどういう人?とか(笑)色んなことを聞かれました。」
プロボノ期間中、悩んだこともあったという名倉さんですが「またやりますか?って言われたら、やります」とはっきりと宣言するほど、充実した半年間だったようです。
3人目は、半田市で子どもたちの居場所支援を行う田中さんのプロボノ、中野さん。
何度も現場に足を運びながら、起業家だけでなく学生や子供たちとの交流もおこなってきた中野さん。
大学生のボランティアへのアンケート、事業計画の作成などをおこないました。
中野さんは、プロボノ時の貴重な体験を紹介してくれました。
「ブラザーのプリンターを事務所で使ってもらっているのを見て、自分たちの製品が役立っていることを実感しました。
実は、プリンターが故障してコールセンターに電話したこともありました(笑)
実は、プリンターが故障してコールセンターに電話したこともありました(笑)
それから、東海若手起業塾のイベントのPR用に取材を受けたり、社内では会えないような人との繋がりができたりしたことも貴重な経験だったと思います。」
最後に、中野さんはプロボノをやっていてよかったことを以下のように話します。
「1つ目に、顧客・現場が近く、即断・即決ですぐに変化が見えること。
2つ目が、価値観の違う人と意見をぶつけ合い刺激を受けられることです。これは自分が真剣であればあるほど感じられます。
最後は、起業家と同じ目線で活動し、一緒に成長できることだと思います。」
最後のスピーカーは、鮎漁師平工さんのプロボノ、伊藤さん。
情報共有・週1回のMTGにはじまり、東京ビッグサイトへの同行、商標の申請支援、ツアーの運行計画の作成などをおこないました。
伊藤さんは、プロボノを担当して感じたことをこう振り返ります。
「熱い想いを持って取り組んでいる多くの起業家と交流し、一緒に活動できることは刺激的でワクワクします。そして活動の早い展開スピードに驚きます。業務では得られない体験を実感し、満喫しました。
今後も平工さんの支援を続けようと思っています。」
また、最後にブラザー社員さんにこう語りかけました。
「業務では得られない、刺激的な異質な体験にトライすることで、自分自身の殻を広げてみませんか。プロボノは新たな活動のきっかけにすることができます。」
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4人それぞれの言葉で語られた、11期の半年間。
これで終わりではなく、今後も起業家に寄り添っていきたいという言葉に、半年間の充実を感じました。