12月6日〜7日に、東海若手起業塾15期生へ向けての中間研修が行われました。
東海若手起業塾生の半年間の支援期間の中で、折り返しとなる中間研修。
これは、キックオフ研修から3ヶ月経ち、これまでの自分たちの動きを振り返るとともに、次の3ヶ月の計画をデザインする機会として設けられています。今回は、参加者の体調不良等の事情により2つの起業家チームのみの参加となり、メンター・プロボノ・コーディネーターのいつも以上に手厚いサポートが受けられる体制でスタートしました!
1日目は、チームや個人での目標設定をし、この2日間への意気込みを共有しあいながら意識を高めるワークから始まりました。その後、各起業家からプレゼンテーションを行い、 キックオフ研修以降に取り組んできたことや、それによって見えてきた課題、そして今後の事業展開についてを発表し、メンターから鋭い問いやフィードバックを受けました。
メンターからは、「ユーザーは、誰と繋がればいいのか」「まちとして何が課題なのか」「どんなプレイヤーを後押しすることが大事なのか」「経営者の思考になって、思考を止めないで!可能性のあるものは使うし、可能性がないものは切っていかなきゃいけない。」との鋭い問いや指摘が投げかけられました。 起業家は、ハッとした表情になったり、答えが出ずに悶々としたりしながら、午後の時間へ。問いをチームに持ち帰り、チームで議論を深めていきます。
1日目の午後から2日目の夕方までは、メンターからの質問やアドバイスを受ける「フィードバックタイム」と起業家・プロボノ・コーディネーターが悩みながらも手を動かし続け、議論をひたすらしていく「チーム作業」を何度も繰り返していきます。
チーム内でメンターからの指摘を紐解きながら、事業の参考になりそうな事例を調べたり、ホワイトボードに図を描きながら思考を整理したり。
思考の整理から論理的にネクストアクションを決めるということが思ったように進まず、話が元に戻ってぐるぐるすることも。
しかし議論が進む中で、「街の人が自然とやりたくなる仕掛けを張り巡らせるにはどうしたらいいと思う?」「そのモノを使う場所や人だけではなくて、シーンと気持ちを想像してみたらどう?」などの問いから根本の考え方から見直し、各事業の魅力となるポイントの整理と起業家の中での大事にしたい軸が少しづつ見えてきたように感じました。
最後にもう一度、メンターからの指摘からやるべきことを順序立てて考え、支援期間後の未来のビジョンを描きながら、最後はのこりの3ヶ月間にできることと、来年度以降にやりたいことをアクションに落とし込みました。
2日間の研修を終えた起業家は「ステイクホルダーマップが自分中心だったのは、”まちを何かしなきゃ”という思いからだったが、周りの人が僕と同じ目線で考えられるようにするには?を考えることが重要だと気付けた」「二足の草鞋でリソースがないと嘆くのではなく、チームづくりを再考してやり切る方策を選んでいきたい」と目を輝かせて語ってくれました。
最終報告会まであと3ヶ月を切りました。今後、さらに視座を高め、行動をどんどん起こしていく起業家の皆さんの報告が楽しみですね。 最終報告会は、2023年3月4日の午後に開催し、オンライン配信も予定していますので、ぜひご覧ください!